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2008年5月22日木曜日

比較について

○○さんと比較して××さんは…。よく耳にする会話である。他者
と比較することは必要である。人は常に「どう見られているのか」
を気にしている。「自分自身がどう思い、考えるかが大切で、人がど
うこうではない」とっても、人に迷惑をかけることはいけないし、
他の人との関わりを一切なくすと生活ができなくなってしまう。人
は比較によって自分をより理解していくのではないだろうか。

「あなたはどのような人ですか?」と聞かれた際に、それぞれ回答
は異なるだろう。「頭が良い」「美人だ」「背が高い」「温厚だ」等々
様々な特徴が出てくる。それらすべてが比較だ。特徴の前に「他の
人と比較して」を入れても意味は変わらない。評価や特徴は比較し
て初めて見えてくるものであろう。

今の世の中は比較を嫌う教育が横行している。偏見からくる差別は
当然いけないが、比較されることに慣れておかなければ、社会人に
なって、より大きく今後の世界競争の中で残っていけなくなってし
まうのではないかと感じる。

私自身、どちらかと言えば比較を嫌うタイプである。しかし、常に
客観的でありたいと思っている。客観するには比較が必要であり、
客観視する力をつけるには、正しい比較が必要となる。

様々な事柄における、あるポジションを捉えるための比較は必要で
あり、身につけたい能力である。しかし、他者との優劣を見つけて
誇示したり、悲観したりするのに用いるのは控えたい。

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